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さきネコの部屋


[117] 幻・マボロシ
詩人:さきネコ [投票][編集]

なにもない水面に
映るのは幻の陰
ひんやりとした風が
世界をかすめる

毎日が幻想で
本当はない 見間違いで
私の瞳が気がついた
君の姿さえ マボロシで

夢なら ユメでおしまい
幻は 悲しみを誘ってくる
見えるのに 聞こえるのに
こんなに 届きそうなのに

なにもない記憶に
浮かぶのは幻の陰
ひんやりとした風が
光を隠した

私の心が喜んだ
君の姿さえ マボロシで

君と一緒に過ごした
その時間さえも 幻で

2007/03/19 (Mon)

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