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さきネコの部屋


[145] 偶然の反対
詩人:さきネコ [投票][編集]

蒼い奇跡に染まった

透明な 物語は

存在もしていない

蝶の羽に そっと止まった



その優しさに 胸が熱くなって

綺麗な瞳を 潤ませて

少しずつ 変化してく空を

希望に満ちた 眼差しで見つめた



明日からは 今よりもずっと

本気で立ち向かえる 気がするんだ



不可能を可能へ導いてゆく

霧ががかった世界をも抱く

虚しさと孤独の暗号を解く

道端に転がった疑念を砕く



永遠の混ざって溶けた夕日

もう二度と 泣いたりしないよ

おどけて誤魔化してきた自分

もう一度 ちゃんと向かい合おうと思うよ






2007/07/17 (Tue)

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