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さきネコの部屋


[147] 華雪
詩人:さきネコ [投票][編集]

クリアな無色透明の 想いに導かれて


私は 未来であるはずの 時を過ごしてしまった




もう戻れないと どこかで知っていたけれど


気がついたらそこは 望んでいた景色




華をまとった雪が 空から光落ちるとき


目覚めない 夢が始まるの


「運命」だけじゃ 片付けられない


神秘の 扉が開いてく








聞こえない澄んだ水と 勇気に導かれて


私は 幻でしかない 君の姿を見る




もう戻れないと どこかでわかっていたけれど


気がついたらそこは 色を失った景色




華をまとった雪が 空から光落ちるとき


終わらない 夢が生まれるの


「不思議」だけじゃ 片付けられない


伝説の 扉が開いてく








淡く伝うひとすじの 輝きに導かれて


私は あるはずのない 場所に立ち止まる




もう戻れないと どこかで思っていたけれど


気がついたらそこは いつかの記憶の景色




華をまとった雪が 空から光落ちるとき


変わらない 夢が微笑むの


「永遠」だけじゃ 片付けられない


神話の 扉が開いてく










華をまとった雪が 空から光落ちるとき


届かない 夢などないのでしょう


「さよなら」だけで 許される訳じゃない
けれど     それでも 明日(あす)への扉は・・・   







開いてくれる

2007/07/23 (Mon)

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