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さきネコの部屋


[172] 刻み込んだ約束
詩人:さきネコ [投票][編集]

忘れることを 拒否する心

僕ら 毎日の夢がとても大切で

澄み切っていない その水面に

駆け込む術を知らなかった




向こう岸に きっとあるはずなんだ

半透明な想い出を 救い出す源が

繰り返しばかりに 飽きもせず

ただ傍にいたい それだけを瞳は映していた




登り続け 曲がり角を突き進み

広大な土を踏みしめてみたけど

失ったものは 戻らなくて・・・





憎しみからは何も生まれない

涙 雫から流れ描く

信じていたいからこそ 救いたいからこそ





何枚もの空を重ねた





虹の半分を

僕らは 両手に抱いて

そして誓いを立てた

もう 決して忘れないと




共に生きてきた孤独に

そっと色をつけた

ほら 世界は

思っていた以上に 明るい







僕と約束しよう?


そして どうかそれを忘れないで



2007/10/20 (Sat)

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