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さきネコの部屋


[219] 楽しない嘘
詩人:さきネコ [投票][得票][編集]

自覚なき平和を求めて

交わした誓いは灰色に陰り

目標もなく定まらない足音

この画面の中に何色が収まる?



適当に早めてみた時間

別になんのまとまりもない感情

そんな風に手に入れた未来って

どうにも味気ない感じがした



思い切って超スローモーな一日をおくる

千切れた味覚に似通った血が流れる

青く透き通った望みは儚く砕けて

神様が掌の上でそれを眺めてた



僕の存在って何?

ぞんざいに扱われた運命ってどれ?

何枚剥がれたの?その薄っぺらい仮面

剣を突き立てて 左右に割る 大地



かじったら意外と不味かったよ

愛って感情もなおさらね

ゆめゆめ明日なんて言葉にしがみつかないよう

目の前の道は 信じてもいいけどね



風と塵がさらった

僕の迷い  



自覚


2009/05/03 (Sun)

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