ホーム > 詩人の部屋 > さきネコの部屋 > 分かれてはまた一つになる物

さきネコの部屋


[233] 分かれてはまた一つになる物
詩人:さきネコ [投票][編集]

正反対に伸びていった2つの糸

ふとした瞬間に そっと交わる

もう二度と見ることはないと思っていた

あの景色が今 遠い窓の外に広がる



世界は丸くて青い

そんな風に簡単に表すけど

確かに背を向けて走り出した

2つの色は 今 重なる



運命なき跡

手にしたのは 自由・・?





風船にくくりつけた 未来の自分への手紙

この空を使って 時間軸を飛び出す

まだ決心がつかず 崖っぷちで

翼を持て余す どうしてそこでDIVEできない?



世界は変化を繰り返す

その根本は 不変だと信じて

見つけたと思った真実は この両手から

そっと飛び立った 少年の頃の僕のように



記憶を失くせば

きっと変われてた ・・ってホント?




正反対に伸びていった2つの糸

ふとした瞬間に そっと交わる


繋がる心の珠


確かに背を向けて走り出した

2つの色は 今 重なる



嘘じゃないよ

想いは届く



信じていいんだよ

また始まることを



終わりなんてないことを





目指す先 確かに光は在るから

2009/08/17 (Mon)

前頁] [さきネコの部屋] [次頁

- 詩人の部屋 -