詩人:さきネコ | [投票][編集] |
崩れた砂糖菓子の兎は
あの日 青い月見上げて物思いにふけってた
なんてことないそんな時間が
不確かで曖昧な記憶の中には残ってた
光がまるで炎のように
灰色の世界に色を持たせていく
風と時は競うように駆け去っていくけど
僕と野良猫は気まぐれに立ち止まる
薄い壁の向こうから聴こえてきた旋律はきっと真実
語りつくせないくらい両手に有り余る金縛りのような感覚の過去
有意義な毎日ばかり紡ぎだせるほど言葉は万能じゃない
それでも君はこの空の深みを信じるんだろう
陰絵は非日常の美しさを創りだしてくれるよ
僕もこの手で不思議を創造していくような存在になりたい
プログラムで満足するような心は心じゃない
運命にも全力で逆らっていくような熱を持て
確定してない未来に微笑み
誰にも描けない 現実味のない現実を生きよう
嘘の花弁が 魅惑の季節に混じって散っていく
きっと僕ら どれでも美しいと思うのだろう
それは2つ目か3つ目の鍵
ここの扉のどれか開けてもいいよ?