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さきネコの部屋


[49] あたたかな春
詩人:さきネコ [投票][編集]

手をのばしても 耳をすましても 
私にはわからなかった季節が
花開き 動物たちが
現れることで 気づいたんだ

あたたかさも 明るさも
いつものことだと 思っていては
自然の変化に 気がつかない
それこそ ゆっくり変わるから

さびしい気持ちなんて
春風に乗せて 消してもらおう
せっかくの 綺麗な日差しが
私を避けて しまわぬように

桜の花の うすももいろみたいに
心まで 優しくなれたのなら
地に落ちた 1粒の涙も
あたたかさの素に なれるのかな

2006/03/30 (Thu)

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