詩人:さきネコ | [投票][編集] |
私はわざと 知らない道を選んだ
この足で 初めての道をたどってみたかった
必死で 必死で 言葉も忘れた
私に 素顔はなかった
いくら 岩に理想を彫り上げて
自画像と 綺麗に偽っても
それは 本当の私じゃない
ただの 固い岩でしかないんだ
変えることなんて できない
一度来た道は 戻ることができない
けれど これからの道なら
私がどんな風にだって 作り出していける
新しい道だから 踏みしめる足取りが軽くなる
真の自分に向かうための 1歩1歩だから
どれ1つ 無駄にはならない
すべてが この道の記憶として生きる
この道を 歩むものはいない
そう 私を置いて 他に誰も
ここを通るのは 最初で最後
私の足跡は くっきりと残る・・・