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深く 深く 眠りたいのだ。
怖い夢なんか見ずに。
こうやって色んな事を考えなくてもいいように。
疲れるから。
心も 身体も。
だから薬に依存するんだよ。
ふわーって気持ち良く眠れる。
何て幸せな事なんだ。
もっともっと と身体が求める。
いや、心か。
眠る時くらいは好きにさせて?
夜に怯えなくてもいいように。
頭が痛くなるまで考え事しなくていいように。
泣かなくていいように。
いっそのこと、
もうこのまま目が覚めませんように。
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しっかりしてるね。
期待してるよ。
偉いね。
いくら誉められても、
私が望むものではなかった。
だから、
愛想笑いで誤魔化して、
解らないフリをしてた。
その内 笑う事さえ苦痛になって。
誰が気付いてくれた?
笑いながら握り締める拳を。
シャワーを浴びながら泣いてる私を。
20年という人生の半分以上を、
そうやって生きてきた事を。
ねえ、
誰が気付いてくれた?
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私は、
弱さを隠しきれるほど強くなかった。
大切なものは総て自分で抱えて、
大丈夫だと自分に言い聞かせながら。
いつの間にか、
大切にしてたものは消え去り、
残ったのは、
頭と心がちぐはぐな私。
明日という敵に怯える私。
過去に戻れはしない。
未来もぼんやり、怖いままで。
ただ、
祈るように今を生きる。
今日を祈るんじゃない。
今を祈りながら生きる。
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赤で止まって、
青で進む。
じゃあ黄色はどうしようか。
私の明日はいつも黄色。
進むも止まるも、自分次第。
明日はどうしようか。
覚悟を決めて渡ろうか。
身を守って止まろうか。
早く決めろ、
明日になるぞ。
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人前で思い切り叫びたかった。
人前で思い切り泣きたかった。
誰かの腕の中で、
思い切り泣いてみたい。
その位ギリギリの所で踏ん張ってる。
たまにはさ、
自分で何とかするんじゃなくて、
自由に流れてみたいんだ。
一緒にゆっくり歩いて欲しいんだ。
どう伝えればいい?
どう説明すればいい?
誰がこの気持ちを理解ってくれる?
寂しいんじゃない。
構って欲しいんじゃない。
甘えたいんじゃない。
ほんとはね、
ただ ただ
悔しいんだ。
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嫌んなる。
病院も
お薬も
何もかも全て。
カウンセリング受けたって
40分間きついだけで、
終わったらすごく疲れる。
何の為の病院だよ。
早く治してよ。
強がってるけどさ。
私だって辛いんだよ、
この病気が。
泣きたくなるし、
死にたくもなる。
早く治ってよ、
早く治ってよ。
お願いだから、
普通に生きたい。
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死にたい、と
初めて人に言った。
弱い自分に負けそうになるのが嫌だ、と。
その人は言った。
弱くったっていいじゃない。
自分が嫌になったっていいじゃない。
意志を通わせる事が
出来なくなるのだけは嫌だ、と。
受け入れてくれた。
こんな重い私を受け入れてくれた。
死にたいと思う私の事を
決して否定しなかった。
どんな私も'今'の私だから、と。
受け止めるよ、受け入れるよ。
強くて優しい、尊敬するあの人は、
こんなに弱く、冷めた私をも
受け入れてくれた。
いつか、
こんな人になりたい。
お薬ちゃんと飲もう。
病院ちゃんと通おう。
ちゃんと自分と向き合おう。
たった1人だけだけど。
私を受け入れてくれる人がいた。
ありがとう、ありがとう。
私、生きる。
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白かな 灰色かな。
そんな中途半端な空の色。
太陽はかくれんぼ。
落ちてくる雨粒は
ぴち ぱた ぽん
と音を奏で、
激しくなったり、弱くなったりと
曲を仕上げてく。
いつ終止符が打たれるのか。
少しずつ 少しずつ
曲が終わりに近づいていく。
この曲が終わったら、
どんな世界が広がるのだろう。
どうか、
その世界が、
優しく 暖かいものですように。
きれいな色が広がりますように。