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放射能]の部屋  〜 投稿順表示 〜


[391] いつまでも来ない
詩人:放射能] [投票][編集]

君は
過去へと過ぎてゆく
あとは
未来に向かってゆく
俺だけが
取り残されたよ
被害意識増大のまま

思い出桟橋
新恋愛市場
流れの中
君に引っ掛かってる
4月29日に
生まれ変わったのに

今の君は遠いから
近かった
過去を思い出す
いっそ
宅急便で
取り寄せてしまいたい

いつも
君で止まってる
新しい恋に
向かった方がいいのは
百も承知なのに
諦める方法までは
誰も教えてはくれない

2004/07/01 (Thu)

[392] 我が家に悪魔がやってくる
詩人:放射能] [投票][編集]

狂気かくして
凶器かくさず
狂喜真っ只中
殺しを楽しむ時
嬉々として切り刻み
獅子として
喰い散らかす
あくまで
人から見た残虐性
人類が餌になった日
こんなに
口の達者な生き物は
他にはいない
有無も言わさず
狩りまくれ!
極悪非道
阿鼻叫喚の地獄絵図

悲鳴が
嬉鳴に変わってゆく
残酷史を
身を以て習えよ
生命が
灰より軽くなった日

感性のように
ブチギレる四肢
人間も所詮は肉だ
乱獲されても仕方ない
絶滅しても仕方ない
正当化する術に
長けている
何も言えず断末魔
死にやがれ!

「悪と魔と
 亡霊の御名により
 災厄を与えたまえ」

2004/07/01 (Thu)

[393] 矜持
詩人:放射能] [投票][編集]

2年ほど前は
あまりに
現実離れしていた
この場も
リハビリが順調に
進んでいるのかもな
俺は去らなかった
歴史を知る者が
1人もいないでは
みっともないと
居残り組を決めていた
そんな義理はないが
俺だけは動くまい
読者を裏切るまいと
健やかなる時も
病める時も
詩と結婚したんだぜ
このまま詩が死に
変わる時まで
書き続けていくだろう
その覚悟がある者
手を挙げて!
誰もいる訳がない
読者すら卒業してゆく
この世界で
俺の名作を忘れるな
コピーしておけ
放射能ほどの詩人には
未来永劫出会えぬぞ!
疎らだった詩の世界
発展に努めた
俺は考えた
試行錯誤五里霧中
自分で言うのも
全く変ではないが
表彰くらいされたって
いいのではないか?
よこせ勲章!
金メダル!

2004/07/09 (Fri)

[394] 秘密の日記帳
詩人:放射能] [投票][編集]

ペットボトルの中に

太陽をつかまえた

2004/07/09 (Fri)

[395] 讃美歌
詩人:放射能] [投票][編集]

打ち砕いた?
NO NO!
打ち砕かれた
最強のコマンドが
待ち受けていた
‥無視‥
孤独の底辺へ
突き落とされる
彼の岸で
俺は石‥石‥石…
集めなくちゃ‥
会話不成立
視界水面となる寸前
右脳と左脳が
別々に歩き出した
飛ぶんだ‥
俺は鳥‥鳥‥鳥…
空と戯れるんだよ
唇は噛みすぎて
腫れ上がってるから
うまく喋れない
眠れよい子よ
昨日と明日のあいだに
今日があるとしても
結界を張らなきゃ
俺が圧し潰される為に
涙は見えないんだ

探さなきゃ…
あの石‥石‥石…
不浄なままに

捕まえなくちゃ…
あの鳥‥鳥‥鳥…

心臓にムチ打って
破らなくちゃ…
あの壁‥壁‥壁…

眠れよい子よ
昨日と明日のあいだに
今日があるとしても

2004/07/09 (Fri)

[396] ゼロ−7
詩人:放射能] [投票][編集]

17歳になったら
人が殺せる
親をバットで殴れる
デタラメも正義になる
それまで我慢だ
血の通わぬ環境で
凶悪な事件に
感銘をうけ
ウジャウジャ連なる
模造品の流れ
その中で僕
無人のホームにずっと
立ってるみたい

眠るのが苦痛
勉強するのが苦痛
薬を飲むのまで苦痛
僕の靴は
玄関にないみたい

毎夕
帰ってきて鍵を開ける
温もりは知らないから
夜中に
誰かがやってきて
僕が目覚める前に
出ていってるみたい
まるで泥棒
顔も忘れた

17歳になったら
退治してやる
遂に実行できるぜ
凍てついた身体を保持
悪寄りの判断
僕のヒーローは犯罪者
望みは一途な
精神を持ち
グシャグシャ壊れる
ビクビクしてる人
その最中
一体ぜんたい自分を
殺してるみたい

眠るのが苦痛
勉強するのが苦痛
薬を飲むのまで苦痛
僕の苦痛は
存在しないみたい

2004/07/30 (Fri)

[397] 落ち詩の中で
詩人:放射能] [投票][編集]

詩に埋まってる

詩で歯をみがき
詩で顔をあらう
詩に乗って学校へ
授業はぜんぶ詩さ
昼には
詩を食べ詩を飲み
ひといき詩を入れる
6時間目が終わったら
クラブ活動死
また詩に乗って帰る
途中コンビニで
詩を買ったけれど‥
夕方
さっき買ってきた
詩をたいらげ
居間で
詩のスイッチを押す
2時間後‥
もう夜
詩を脱いで詩に浸かる
詩で髪をあらい
詩で身体をあらい
滴る詩を詩で拭く
そして
読みかけの雑詩を
読破して
きっと
詩の夢を見るだろう

2004/07/30 (Fri)

[398] In デス
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失望したぜ
かかわり合う俺
注意しろよ
いいトコ取りの奴ら
このままじゃ
等身大で
殺人罪を総ナメするぜ

「プロレスラーが
 撃たれた
 成す術なく絶命する
 強さって
 なんだっけ?」

俺の体液が凍る
血液も瞬時に凍る
今すぐコールして
OH!
今すぐキル・ミー!

撃墜するぜ
様々な神と言う名の悪
撃沈したぜ
猛スピードの人間魚雷
個人が故人に
変わった時
俺は思考狂いだろう
不穏な
空気のマントを羽織り

「器用な生き方が
 できない訳じゃねぇ
 攻撃してんだ!
 潰れると
 思ったのか?」

「終わり良ければ
 すべて良しと言うが
 俺には
 経過の方が大事だ」

弱者から
一転して強者へ

なぜ俺は
許しを乞うのか?

2004/07/30 (Fri)

[399] 花魁
詩人:放射能] [投票][編集]

恋のサクラチル
君は目の前で何を言う
僕は見ザル
好きと言わザル
別れも聞かザル
さり気なく
近づいた日があった
なに気なく
気遣う日もあった
今は昔
お互いに
わかってたのに

恋愛の裁判官様
どちらに
非があるのですか?

意地の張りアイ
愛情の奪いアイ
君が1番だったのに
いつしか自分を
優先してしまった

本音は
言わないからこそ
本音なんだ
それでも君を
愛してると言える

お互いに甘えすぎて
思いやりの輪が切れた
離れたくない事だけ
ずっと一緒だった

変わる変わらない
君は呟いた
帰る帰らない
僕は決められず占う
花びら‥奇数‥
好きで終わるように
好きから始めたのに

2004/07/30 (Fri)

[400] ラブスター
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愛国のために
争いは起こるのだから
愛星を唱えよう

自愛のために
意地のために
対立は起こるのだから
愛星を唱えよう

満足のために
向上のために
愚かになれるのだから
愛星を唱えないのなら
地球以外に住めばいい

信念のために
上下のために
自責のために
美化のために
報復のために

愛星を唱えよう

独立のために
強弱のために
競争は起こるのだから
愛星を唱えよう

愛国を願うのなら
それ以上に
愛星は大事なはずだ

2004/07/30 (Fri)
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