詩人:放射能] | [投票][編集] |
おぉ
出席番号8番の彼女
ヤラセてくれよ
名前も知らないけど
僕の遺伝子は
君を指名した
おぉ
廊下側前3番目の彼女
脱がせてみたいよ
文学者達は
そんな気もなさそうに
小難しいドングリの
背比べに興じて
だけど
僕の分身は
素直に君を裸にした
おぉ
B87W?H85の君
服の上からでも
僕にはわかる
君は不良じゃない
チュチュル
チュチュッチュ
隠れてマーガレット
読んでるの知ってるよ
君を集める
マニアに
背を向けないで
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あなたは…
病院の地下のプールに
陽気に浮いてる男の
細胞から
クローンされた
実験体が
スリープしてるのを
一目惚れで
好きになったらしい
変な女から
うまれた子供のようだ
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熱烈な指差され組
子供の問い掛けを
慌てて大人が制止する
見ちゃいけませんって
ぼくを見ないで下さい
外形を
気にする風でなく
直感的に
無視などしないで
歓迎‥されてないの?
とめどなく落つる滴は
泪なんかじゃない
局部的な
異常気象の大雨さ
今なら
そんなジョークも
半分笑顔で言えるかも
でも苦しいんだよ
くやしいんだよ
この身に
降りかかった火の粉
‥と
君は振り払えるの?
ぼくはイシになりたい
もの言わぬ
外壁に守られながら
安全な内から
外の様子を
眺めていたいのです
そして誰にも
キズつけられぬよう
かたくかたく
もうこの際
自分さえ良ければ…
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小学校横の道端で
女の子が泣いていた
どうしたの?
話をきいてみると
側溝に
百円玉を落として
しまったと言う
そこで僕は
手品を見せてあげる
と手をかざし
呪文を唱えながら
意味あり気に
揺らめかせつつ
握ったり開いたりして
そして
ハァァー!!と
掛け声と共に
握った手を
上着のポケットの上に
押し付け
いま落ちた百円が
この中に移動してきた
と指を差して説明する
ほんと?と
驚く女の子に
ポケットから百円玉を
出して渡す
そしてもう百円出して
これはね
神様が泣かせちゃった
お詫びだって‥と
頭を撫でながら渡すと
やったー!と
にっこり微笑んだ
それじゃもう
落とさないようにねと
その場を後にする僕を
うんバイバーイと
見送った女の子は
僕の姿が
見えなくなるや
冷たくニヤリと笑った
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君の玉砕覚悟の突進
本能寺の変なみに
驚いたよ
あの細い足の何処に
支えきる強さが
あるんだろう
セオリーを無視してる
相手を疑わないで
棺桶に突っ込むように
愛を注ぎこんでいる
スカートめくった時も
机にカエル入れた時も
君のいろんな面が
見たかった
泣かないのが信条かと
思えたのに
誰かの事で泣くんだね
サッチャーとまで
言われてた君が
他の人に向ける視線を
僕は君に傾けていたよ
気づかないとは
薄々なりとも
わかってはいたけど
僕は付録でいいよ
ついて来いなんて
素直に言えないから
意地悪しながら
それでも付いていくよ
片思いのサンプルを
片手に君は
ブランコに
揺られながら
器用に泣いていた
今なら奪えそうな気が
していたけれど
手段や恥を
選ばなかったり
知らなかったり
この卑怯さに
手を染めるって事は
悪に染まるって事で
君の事に
関しての正義を
譲るつもりはないよ
もう泣かないで
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よく目ン玉が
飛び出しているのを
マンガでは見るが
あれはウソだ!
インチキだ!
俺は騙されない
なぜなら
かしこいからさ
やろうとして
できなかったからさ
=ありえない
って事なんだよ
どっかのマイナーな
国の首都も
首相や大統領やらの
名前さえ知らねぇよ
どこの国旗だコレ?
人を笑うくらいなら
全部おぼえてんのかよ
知ってるか?
せめて
これくらいなんて言う
知識はないんだぜ
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チャールズマンソンの
バッジを付けた少年が
何かが足りないと呟く
その何かがわからない
悲しいくらいに誠実な
僕は宇宙の邪魔者だ
今日善人でも
明日銀行強盗の
犯人かもしれない
だから
僕のそばには
誰も残らないんだね
皆よく観てるよ
本能的に避けている
僕が皆を殺したく
なったとしても
それは
仕方のない事だろう?
そう遠くない日に
消えますから
お願い
もう急かさないで
絶叫できる場が欲しい
そしたら
僕は魂で言ってやる
「自分に
メール送るのは
もう
アキたんだよォォ!」
ほら‥やっぱり孤独だ
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吸いガラのように
ポイ捨て命
フケみたいに
白く散って降るもの
燃えつきて
自殺して
色んな壁や人が
立ち塞がる
希望がないよ
それが理由
わかるだろう?
いつまで
生きるのだろうか
俺の事とは言え
他人事さ
いつまでも
おごりきれるだろうか
偽り誤魔化し
笑う俺達を
いずれみんな
死にゆくのならば
2人でいる事は
きっと無意味だろう
あの死あの生
あの悪の根拠は
また不条理な
いのちをうむだろう
愛は幻想
孤独から逃げ
信じる事で
視野をせばめて
君が残したものは
朽ちてゆくだけの
シカバネ腐っていく
幸せ根絶
裏切られたこと
俺の笑顔
日々消えてくこと
「おぼえてろ!」
短所だらけの人は育つ
ホントさ
吸いガラのように
ポイ捨て命
フケみたいに
白く散って降るもの
燃えつきて
自殺して
色んな壁や人が
立ち塞がる
希望がないよ
今すぐ死にたい
吸いガラのように
捨てられるもの
このいのちドブに
投げ捨ててやろう
バカが常に言ってた事
思い立った時に
すぐに死ね
だから
俺は不格好に生きる
わかるだろう?
穴はなんで
ふさぐのだろう?
年はなんで
積もるのだろう?
風邪をなんで
ひくのだろう?
隙になんで
つけこんでくの?
血で血を
洗っているんだろう?
その血は
狂っているんだろう?
なぜ俺を
生まれさせたのか?
こんな生命体
それは宿業
雨パラリ虹グラリ
自分に合った
道を往けよ
心ゆるせない高潔な物
気づいてる
必要ということ
不が付いてるけどね
用なしだよ‥もう
黒い時の声
思い知れよ
人の迷惑
人の痛み
散りまくりやがれ
さぁ俺の華
もっともっともっと
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細く短く生きよう
病弱な俺と
欠点が足を引っ張る
泣き言は言わないんだ
命を削ってでも
ぜんぶ持ち上げてやる
この広い世界で
ひと一人分の視野で
まだ倒れるな
いつも負けるなよ
油断しちゃいけないぜ
そんな世の中に
哀しい競争にしたのは
いつも大人達だ
漫画やドラマのように
ひとりずつ
敵は出てきてくれない
生き急げ 呼吸乱し
振り向くな
いや 振り向けない
余裕ないし
きっと恨まれてる
前だけを見つめなきゃ
都合のいい言葉で
自分に暗示かけなきゃ
前向きに ひたむきに
これで正しい
でも思う
正しく生きるために
俺は生まれたのか
立ち止まれ
後ろを振り返れ
少なくとも
反省はできるはずだ
息も整えて
自覚ない悪に敗れるな
まだ壊れるなよ
俺の命
学業を優先しては
やさしさは得られない
ふりしぼれ 短距離だ
ラストスパートに
なるだろう
あとすこしで
ゆっくり休めるぜ
忘れるな
物じゃなく人を
気持ちを 心を
ひとりよがりばかりの
世の中で