詩人:放射能] | [投票][編集] |
僕のポストに 放りっぱなしの手紙 住所も知らない
名前も知らない女の子
いつかまた
出会えるだろうと
希望的観測で
僕は幸福に包まれる
待ちきれなさにも
包まれて
電車内で初対面
と言うより初遭遇
雪見大福のような
真っ白な皮膚
セーラー服とギター
目が離せない程
僕は釘づけ氷づけ
1番大事な
ものは何かと
今なら即答できる程
美しいと表現できる程
車内から
見送ったのは××駅
フリータイムも
告白タイムも
曇り空みたく
飛んでいったけど
僕の意識まで
持っていかれちゃって
それ以来
僕はお地蔵さんさ
もう何通も書いた
見とれてたのが
悔やまれる
探偵に頼もうか
テレビ局に頼ろうか
もしも
僕が有名になれば
知ってくれるだろう
観てくれるだろう
だから
この唄は1人の為に
届くかな
届くはず
届けよ
時の経過と共に
衰えもせずに
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尊敬する人
放射能って書け!
気がきかんな
チヤホヤ
されたいんだよ!
いちいち
言わなわからんのか?
出来の悪い奴ばかりで
苦労するぜ
おつかれさん‥俺!
誰より自分に言いたい
弟子の教育を
考えねばな
非常に面倒だよ
そもそも
個々の能力の問題
ない奴が幾らやっても
無駄なんだよ!
学校のお勉強してな
少なくとも
やりゃできるからさ
それはともかく
あちこちで
いたるところで
放射能って言え!
尊敬する人
偉大な人
放射能って書けよ
洗脳&征服計画
俺の名を知らしめよ!
知名度で総理大臣に
勝ちたいんだよ!
俺の方が
日本をうまく動かせ
そうな気がする
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あぁ…麗しき
スッポンポン様!
どうか
目の前で大画面で
よろしく頼むよ
よく見えるように
ひろげて
くれればいいから
あぁ…切なき
スッポンポン様!
矯正もなんのその
今までと同じように
どうぞ
寄せて押し上げて
いていいから
さぁ涙をふいて!
あぁ…堂々と
恥ずかし気に
スッポンポン様!
僕のための
有難く頂戴致しまする
身体の隅々まで
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下着ほしい
ブルマーもほしい
スクール水着も
欲張ってほしい
買いに行くと
変態と思われるから
盗むしかないよ
心配しないでいい
捨てる訳じゃないんだ
僕が使ってあげるよ
はき心地は最上
頬ずりだってできる
学生服の下には
ピンクのクマさんでも
僕はクールにスタディ
先生が言う
女生徒の下着が
無くなったって!
それは
更衣室からだった
プールの授業中
トイレに行くフリして
ふらふら〜っと
計画的出来心なんだ
計画的出来心だった
カバンを調べたけど
出てこない
ロッカーも机の中にも
ありゃしない
やんややんやの大騒ぎ
泣きだす子まで
あらわれた
男子は喜び
スカートめくり
はいてないの
だ〜れだ?
あれ?
1人だけ体操服だぞ
いつまでたっても
見つからない
あぁ‥
いったい何処に?
あぁ‥
怪盗パラノイアン
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去勢した
人間のエゴで
それが
幸か不幸かなんて
当猫にしか
わかるまいて…
自然に生まれる
仔の面倒も
見きれないのなら
最初から飼うな
それが猫の道
ノラ人があふれてる
そっちは
処分しないのか?
猫権はないのか?
ノラには自由がある
それを
不幸と言うなかれ
人間が勝手に
自分たちにだけ
住みやすいように
しておいて
ルールが守れないとか
有害だからとか
猫のルールは
完全に無視って訳?
騙されてる
人間から見た一方通行
切り取らにゃいで
性格が変わると言う
つまり
それ程の衝撃をうける
という事が
何故わからない?
されて嫌な事は
するなよな
切り取られたいか?
猫法32条により
人間追放!
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魅衣と雷が行方不明
あんな仔猫達でさえも
満足に育てられない
そんな世の中も
俺もいらねぇんだよ!
不毛だ
去年に続き2度目
最後に見た
あの仔達のシーンが
おもいだせない
足に擦り寄る魅衣と
手を舐めてくる雷
俺の頭はバーストする
ルイまでいなくなった
どーなってんだ?
陰謀としか思えねぇ
1年半も
一緒にいたのに
戻らない筈がないんだ
まさか拉致されて…
もしや冷たくなって…
悪い予感は山積み
愛猫を
追いかけての後追い
待ってろよ
飼い主が死んで
飼い猫も後を追う
それは感動だけれど
望みは違う
暫く来ねぇよ
活動停止だ
たかが13年間
死にそびれた程度
放射能も
いつか終わるのなら
今でもいい
じゃあな
俺を殺してくる!
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僕が
どれほど君を好きか
知っていて
君は去ろうとする
もう去ってしまった
ひどい裏切りだよ
無くしたものは
あまりに大きすぎて
君は尊すぎて
僕はまるで
脱け殻になっちゃった
そんな魔女に
夢中になったなんて
はずかしいと思う
それは建て前
壊滅的な大打撃だよ
君は平気で
遊びに行こうなんて
遊びじゃ済まされない
しつこくないよ
片方の心が離れたら
今まで愛と
呼ばれていたものが
未練とか迷惑とか
ストーカーとか
世間の流れと同じく
急激な変化に
ついていけなくたって
すぐ
乗りかえられるような
便利な恋愛便よりいい
僕の愛情強度は
君を想う回数だから
触れられない分だけ
増してゆく
僕の
エネル源は君なんだよ
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君はまるで天才戦略家
押したり引いたり
僕がどうするか
わかっているみたいだ
把握されてんの?
掌握されてんの?
ハイハイ
かなわないさ
孔明だって
信長だって
義経だって
僕に関する事なら
惜敗どころか惨敗さ
君は博士になる
医者にもなる
先生にもなる
専門家にもなる
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気付かなかった
俺ともあろう者が不覚
しかし俺は
放射能という毒
右手に不安は残るが
力には自信がある
ねじ伏せてくれるわ!
と本性を出し‥
‥かけたのだが
う〜ん‥‥この男
動きが遅すぎる!
薬か酒かわからぬが
刃物も簡単に
奪い取れそうだ
その時
タクシーの後方から
通報で出動してきたで
あろうパトが来た
俺がそっちの方に
歩いていくと
男はフラフラしながら
追ってきた
アホか!
警官が2名武装して
出てきたので
俺は男を指差した
ちょっとモメたあと
現行犯逮捕される男を
見下ろしながら
釈然としないものを
感じていた
物足りなさと一緒に
パトにのって警察署へ
俺は目撃者兼
(一応)被害者らしい
ドラマのような
取調べ室で調書を
ちなみに
電気スタンドは無く
カツ丼も出なかった
事を強調しておく
がっかり‥
警察は期待を裏切る
まぁ
俺は犯人ではないが‥
それから相手は
若い女性だったが
俺のタイプではなく
胸が小さかった
胸が小さかった
胸が小さかった
事件に巻き込まれた
ある日の出来事