詩人:放射能] | [投票][編集] |
スクラムを組んで
押し込むように
突進するように
トライしてみせる
君がOKするまで
不規則に転がって
ハネるボールみたく
ぼくの気持ちは
あっちにフラフラ
こっちにフラフラ
したりしないよ
この9回の打席が
最後のチャンス
バックスクリーンに
君がいると仮定して
ボールが愛と仮定してサヨナラホームラン
サヨナラでも
勝利でも
このことだけは
簡単に
諦めたりはしないよ
キックオフ!
いよいよ始まった
華麗なドリブルで
敵も味方も
置いてきぼりにして
ゴールを捧げるよ
君にあげる
白と黒のボールが
天使と悪魔のように
君のことで悩んでも
これだけは変わらない君にシュートする
長距離をただ走る
一心不乱に走る
ひとつのことだけを
繰り返していたよ
ゴールのテープを
持っているのは君だ
ぼくはテープがほしいなにより君がほしい
一番に飛び込むよ
ご褒美は君だよ
目の前にニンジンを
つられた馬のように
発狂寸前で走ったよ
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泣いてるかもしれない会えないかもしれないもっと
やさしくできたら
今夜
君を天使にして
それで
幸せになろうと
女には
ついていけないよ
日替わりの
ランチみたいに
心コロコロ
ぼくは戸惑うばかりさ
泣いてるかもしれない会えないかもしれないもっと
素直になれたら
もしも
君を失うのなら
そこで
自殺でもしようと
女には
ぼくがわからない
日替わりの
気まぐれだから
いつもコロコロ
君はヒステるばかりさ
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ぼくは
チャランポランで
ラを二つ除けたら
チャンポンで
だから何?
と聞かれても
困る訳で
思いついた事を
言っているだけで
たわごとでも
血迷いごとでも
君のもとへ
行きたいよ
とても遠い感じがする君のもとへ
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ありがとよ
立派な
人間になっちまった
俺の身体は
カップラーメンの
ニオイがする
ような気がする
才能は俺に
期待を止めさせて
鉄の氷柱に
貫かれたまま
孤独と恐怖と攻撃と
真っ逆さまに
冷めていったよ
つめたく
そびえてた
味方なんてないと
機嫌をそこねた
オコサマのように
氷の支柱に
貫かれたまま
孤独と畏怖と電撃と
お笑いだよ
不満だらけだよ
吉本の
芸人でいっぱいか?
お前ら俺に惨敗か?
そして俺は乾杯だ!
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東西のドイツを
ひとつにできるなら
すべての国を
ひとつにできるはず
国名なんて
いらねーや!
世界でいいじゃん
そして世界統一王者のベルトを
手にするのは
この放射能]だ!
まず金を廃止する
貧富の差の元だ
それが不平等を生み
争いをも生み
膿であふれかえる
考えたら
わかるではないか!
なぜ誰もしない?
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口では キズつけているけれど態度でも ヒドいことをしているけれど オモテには 出さないけれど 心の中では 君を大事に思ってる 「意味ねーじゃん!」そんな男が発生中!
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金がなくて 腹がへって 俺は病気だから 近所にいる ネコのエサを 横取りしてやった 飢餓で 我を忘れた 俺の迫力に ネコは逃げていった 人間も逃げていった ピンポンパンポ〜ン!放射能]の生存を お伝えいたします 灼熱のアスファルト その上で 寝転がって 目玉焼きになりたい
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夏だね
海開きだね
太陽だね
珊瑚礁だね
ホラーだね
青い空が俺を
待ってない
紫外線が肌を
焼かないで
彼女がヤキモチを妬く目の前で行われる
水着展覧会
場末の番組のように
ポロリが
あるかと思って
期待に
胸をふくらませてた
俺の胸がふくらんでる訳じゃないけど
得点もつけたくて
俺は審査員
(色がワリーなぁ)
(もっとキワどいのに しろよ)
(ハラが出・・)
(顔が・・・)
(マナイタ?)
(・・・・・・・・) 安眠
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視界に映る画面が
チャンネル制なら
見たいものだけを
観れるのに
俺の目をテレビに
してくれないか?
すべてが生放送で
ヤラセなんてない
スイッチを切って
真暗にしてもいい
目を開いたままで
暗いだけの方が
マシのような気が‥
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仔猫と一緒に寝た
ひざの上で
目を閉じた2号を
起こせなくて
動けないままで
正確には
俺は徹夜だった
それでいい
残量わずかの命
好きにするよ
充電もできないしね
この仔猫のことだけが心配だけれど
俺は後に残る人を
つくらなかったから
何も望めない
血のつながりも捨てて友達もつくらず
話相手もつくらず
強くあるために
追い込んだのは
俺自身なのだから
お前たちにできる
芸当とは思えないが
やめておけ
最後に
思い浮かべるのは
最愛だった義妹
そして
この仔猫
仔猫
仔猫
仔猫
・・・・