詩人:放射能] | [投票][編集] |
ぼくには何もない
大切にするものがない
涙もうかばない
友達どころか
話相手さえいない
そんな時だから
死んでしまいたい
するべきことじゃないかもしれないが
今のぼくには何も
何もない
しかたがない
しょうがない
諦めるのは得意だよ
そのうちきっと
いい事もあるさなんてうそだよ
全然なかった
ぼくをかなしくさせることばかり
来る日も何も起きない
いろんなことを
してみても
もう笑えない
酔っ払っちまって
最悪な気分さ
そんなときだから
宗教に頼るのかも
するべきことじゃないかもしれないが
今のぼくには何も
何もない
何をしてるんだろう
たった今まで
生きてきたぼくは
何をしてるんだろう
何をやってんだろ
これは
ぼくの姿じゃない
ほんとのぼくじゃない
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下には下がいる
上には上がいる
でも
横には誰もいない
一番下なんてない
一番上なんてない
下を向いて歩こう
ころばないように
下を見ていれば
上にも行けるから
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ターゲットを
ロックオンした
後は発射するだけ
君の心臓まで一直線に
伝えたいのは
この弾の威力
「この弾は自動的に
浸透する」
一世一大の勝負でいい
君が
振り向いてくれるなら
君が
そばにいてくれるなら
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恐竜は死んじゃった
ぼくは見たかった
あんなに大きいなんて
あんなのが今いたら
ぼく食べられちゃう
だけどマズイと思うよ
こんなに
ひねくれ者だから
恐竜はいなかった
ぼくが生まれたとき
それはむかしのこと
あんなのが今いたら
ぼく追われちゃう
足は遅いと思うよ
部屋の中
閉じ込められてたから
恐竜は死んじゃった
だけど生き残りが?
夢は化石じゃない
あんなのが実物で
ぼくとオニゴッコ
ぼくはウマイと思うよ
みんなから
かくれまくってたから
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感動すら
おぼえなくなった
そんな
僕がイヤだった
こんな
性格がたまらなく
それで
死ぬことにした
ばかばかしいと
思われるかも
しれないが
人間は
ばかばかしいことを
さんざん
やらかしているよ
何のために?
何の必要があって?
自分すら
見失った僕の頭
僕は病んでいるんだ
誰のせいでもないよ
愛されなかった
僕のせいなんだ
狂ってしまった僕の‥
僕は死ななければ
いけないよ
バカは死ななきゃ
治らないように
そうしたら
きっと僕も
愛してもらえる
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考えることを
やめてしまった
人達に捧ぐ
楽しいことをして
時間をなくして
何かしてなきゃ
おちつかない
みっともない人間に
なってることを
知っているか?
いや
お前達は最初から
考えることなんて
しなかったのか
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病院に行ったって
金をとられるだけ
治る治らないは
アレで決まる
まるで危険なように
薬をのんだら
身体が蝕まれる
副作用がある
できるだけのむまい
でも医者がすすめる
必要のない手術
必要のないクスリ
金儲けのための
人を
救いたいんじゃなくて
お金が欲しいんだね
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数学の先生よ
俺の人生を
因数分解してくれよ
二次方程式で
表してくれよ
そして
答えてくれよ
学校に来て
俺は
それが知りたかった
したいこと
するべきこと
先の見えないこと
何ひとつ
わからなかった
置いてきぼりの勉強
興味を持つのは
禁じられたことで
反抗するしか
なかったよ
解けない
純粋な疑問に俺は
凶悪化の一途をたどり
矛盾は矛盾で在り続け
その中でうまく
立ち回ろうとする
奴らに虫酸が走ったよ
こんなシステムの
世の中で
優等生になんて
マジメでいい子なんて
なりたくないよ
不良
おちこぼれ
それで上等さ
間違えることなく
生きてきたよ
信じ合えるものの中で
学校の先生よ
社会の先輩よ
俺の生きざまを
表彰してくれよ
人形じゃないぜ
言いなりじゃないぜ
俺向きじゃない
義務教育に
反抗したかった
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嘘つきばかりで
構成されているから
ろくな人間はいない
これは
試練ではなく
イジメだよ
「そんなことで
立派な犯罪者になれる
と思ってるのか?」
誰かが死んだら
誰かが気づく
でも気づくのは
いつも死んだあと
それじゃ
遅い!
『永遠の夏休み計画』
「子供に
子供が
子供を産ませて
平気なんだな」
みんなが敵になった
不必要な存在になった
みんなから嫌われた
過去も
現在も
そうだから
未来も
そうに違いない
もう生きていく事は
ないと思う
ちょっと手を伸ばせば
すぐ
死の領域に行けるよ
空を見上げて思うのは
平和の使者と呼ばれる
ハトになりたい
その一方で
公害を撒き散らして
嫌われる
ハトにもなりたい
そして
最後の最期に思うのは
僕は後者にしか
なれないという事で
それは
揺るがしようのない
事実と現実でした