ホーム > 詩人の部屋 > 放射能]の部屋 > F       

放射能]の部屋


[159] F       
詩人:放射能] [投票][編集]

ぼくの
心臓を削らないで
すり減ってゆく人生に痛みが走ったよ

ぼくに
衝撃を与えないで
噛み切っている執着に迷いが走ったよ

ガラスの胸に
雨が窓をたたく
危険信号
不特定に発して

ぼくを
時々も怒らないで
のみ込んでいた状況に狂いが走ったよ

ぼくに
ドキドキを求めないで強制的な愛憎に
悩みが積もったよ

ガラスの胸に
雨が窓をたたく
危険信号
不特定に発して
平気な顔する
その名は不安
とらわれの不安
   

2003/08/20 (Wed)

前頁] [放射能]の部屋] [次頁

- 詩人の部屋 -