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放射能]の部屋


[179] 「戦歌」      
詩人:放射能] [投票][編集]

兵隊は故郷を唄う
上官は計算が得意
戦時中の
信じる事の愚かさよ
この国に代表はいない人の為に死なないで
自分が考えて
いるよりも
自分以外の死は軽い
遥か故国の為に死ね
近き故郷の為に死ね
玩具のガンを携えて
格好つけて
ぶっ放したら本物で
煙草を持つ手も
震え出し
あぁ
信じる事の愚かさよ
遥か故国の為に死ね
近き故郷の為に死ね
戦いの火だね
殺しあいの火種
そこら中に
埋まっているだろうさ爆発に
巻き込まれるだろうさきっとそのうち
後ろから撃たれるさ
この国に代表はいない人の為に死なないで
自分が考えて
いるよりも
自分以外の死は軽い
誰の為の戦いなのか
誰の名誉を守るのか
それが死ぬ原因なのか人よりも
国の方が重いのか
この国に代表はいないいつも
帰りを待っていて
もうすぐ家に帰るから懐かしき
居場所へ帰るから
もうすぐ家に
やさしい家に
    

2003/09/07 (Sun)

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