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放射能]の部屋


[393] 矜持
詩人:放射能] [投票][編集]

2年ほど前は
あまりに
現実離れしていた
この場も
リハビリが順調に
進んでいるのかもな
俺は去らなかった
歴史を知る者が
1人もいないでは
みっともないと
居残り組を決めていた
そんな義理はないが
俺だけは動くまい
読者を裏切るまいと
健やかなる時も
病める時も
詩と結婚したんだぜ
このまま詩が死に
変わる時まで
書き続けていくだろう
その覚悟がある者
手を挙げて!
誰もいる訳がない
読者すら卒業してゆく
この世界で
俺の名作を忘れるな
コピーしておけ
放射能ほどの詩人には
未来永劫出会えぬぞ!
疎らだった詩の世界
発展に努めた
俺は考えた
試行錯誤五里霧中
自分で言うのも
全く変ではないが
表彰くらいされたって
いいのではないか?
よこせ勲章!
金メダル!

2004/07/09 (Fri)

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