詩人:放射能] | [投票][編集] |
人の道を歩いていた
まだ人の域にいた
身の毛が総毛立つ
ある日ふと跨いだのは
その線だったと思う
もう戻れぬと
振り返れば百鬼夜行
超特急で運ばれてく俺
舌を抜かれる
まさに緊迫のその時!
スプーンは
呑気に寝そべって
ポテトチップス
大阪限定ゲロ味を
食していた!…のか?
我王は
彼女の隣で寝ていて
アキコ‥と
寝言で言ったために
K−1選手並の
フックを食らい
生死の境をさまよい
幽体離脱の
真っ最中!…なのか?
ちぇる乃は
鏡の前で全裸になって
ポーズをとりながら
あ〜ん
胸のボリュームが
足りないわ…と
嘆いていた!…のか?
黒いカーテンは
閉め忘れたカーテンと
窓を睨みつけながら
濡れ濡れになった
布団をドライヤーで
乾かしている最中
侵入してきたカラスの
攻撃をマトモに食らい
大格闘中!…なのか?
カヲルは
両手の指で三角形を
つくってみたの
底辺×高さ÷2‥って
面積を求めちゃう
お笑いの私
この問題から
抜け出せないわ
恋に答えなんてないわ
と数学を放棄し
それでも
募る想いに首を
傾げていた!…のか?
一途な愛は
胸のカップがAから
BCDEF‥と
大きくなり続ける
黒いガーデンの呪いを
一身にうけ
ついにはZをこえて
圧し潰されて
美人薄命‥
かどうかは知らないが
夢にうなされて
泣いていた!…のか?
反放射能デモが
起こらねばよいが…
俺はキレ者過ぎる