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腑鵜の部屋


[1] 自分色
詩人:腑鵜 [投票][編集]

      自分色

僕は歩んで行く あの空の向こうまで歩み続ける
君の笑顔を思い浮かべながら
大きな石に躓いても 高い壁にぶち当たっても
君が居るから乗り越えていける

遠く見える地平線に向かい ただひたすら走ってゆく
自分の為 誰かの為 君の為

走り行く中で 僕は人を愛するという事を知りました
空を見上げて 君の顔を浮かべる
過ぎてゆく時を止めることなどできない
過去を振り返ることはできても 過去へは戻れない

あの日の僕は何も踏み出せずに居て
一人泣きながら蹲っていた
そんな僕に君は声をかけてくれた

二人で過ごしたあの街も 並んで帰ったあの路も
今もまだ変わってないのかな?
あの日あの丘で見た夕日も 星空眺めてた時も
君の笑顔が見たくて 馬鹿みたいに笑わせようとしていた

今はそんな想いだけが積もり 夕日を見るたびに自分色に染まる
夜空を眺めるたびに涙が零れ落ちてくる

君と一緒にもう一度 あの夕日を見に行こう
君と一緒にもう一度 あの夜空のを眺めに行こう

君の笑顔をもう一度・・・

2005/03/16 (Wed)

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