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杞柳の部屋


[136] 通過駅
詩人:杞柳 [投票][編集]

そう
此処は貴方が居る街
夜なのに
やたら光る街

そう
掠めるは
残像と過去で
きつく眼を瞑る

こんな夜
貴方はまたあの店に
行くのでしょうか

こんな夜
貴方はまたあの歌を
口ずさんで

あの寂しい通りを
歩くのでしょうか

そう
此処は貴方が居る街
私はもう
降りる事の無い駅


2005/12/11 (Sun)

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