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杞柳の部屋


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詩人:杞柳 [投票][編集]


わたしを産んでくれた
お母さんの腕には
ファッション感覚に並ぶ
無数の平行線が
ありました

わたしを抱いてくれた
お父さんの腕には
星座が描ける程の
無数の一等星が
ありました

そして

二人に愛された
わたしの腕には
今日も憎悪や愛情が
綺麗に施されることでしょう


2004/10/17 (Sun)

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