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杞柳の部屋


[57] 水葬
詩人:杞柳 [投票][編集]

そっと 手をかけて
壊さない様に
そっと 息を止めて
吸い込まない様に

「此処は穢れている」

音無く沈めて
底無しの藍
映える白色
浮き出た肢体

朝陽が登れば視え無く成る



そっと 抱き寄せて
呻いた詞

「毒が毒に成らない」

深く沈めて
底無しの愛
光が貪る
艶やかなシタイ

もう哀しくないよ

2004/12/09 (Thu)

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