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杞柳の部屋


[72] 初恋
詩人:杞柳 [投票][編集]

高校時代の恋は

子供の我儘なのか
大人の見栄なのか
はたまた
青年の思春期なのか

能く判らない

でもあの日だけは

二人乗りが怖くて
君の優しさにしがみ付いた
あの橙色の坂道だけは

陽に晒しても
褪せる事無く
嘘を吐いても
汚れる事無く
光に覆われて
影を落とす事も無い



きっと君は
初めて愛せた人

2005/02/12 (Sat)

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