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杞柳の部屋


[86] クレーター
詩人:杞柳 [投票][編集]

くちばし欠けた鳥
とんでけ
どこまでも
どこまでも
みっともない姿
誰にも視られないように



崩れた自分に名をやって

口にしてはむせび泣いて
それでも崩しては

自分に名をやった



くちびる避けた君
逝けよ
どこまでも
どこまでも


くちぶえ吹けたあたし
唄えよ
どこまでも
どこまでも

2005/03/06 (Sun)

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