詩人:楓琳 | [投票][編集] |
こんなに醜い自分が
いやになる
でもそんなところも
ちゃんとしたわたしの一部
綺麗なわけじゃなくて
人よりも歪な形を
しているけれど
それでもわたしはわたしなりに
自分を好きになれるように
なりたい
こんなわたしも
わたしなんだよって
胸をはっていえるような
そんな人になりたい
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さぼてんにはね
触れると刺さるトゲがびっしり
トゲが恐くて
みんなさぼてんには
近付こうとしない
だから今日もさぼてんは
ひとりぼっち
でもねさぼてんも
ただ人を傷つけるために
トゲがある訳じゃないの
トゲの下はとってもやわらかくて
弱くて
傷つきやすいんだ
本当のさぼてんは
傷つくのが恐くて
独りで小さく
うずくまっているだけ
だからね
君に少しお願いがあるの
それはね
さぼてんにそっと
優しく話しかけてあげてほしい
ってことなんだ
きっとさぼてんは
最初の一歩が
踏み出せないだけ
だから君に手をひいてもらえば
そのあとはちゃんと自分で
歩いていける
だって本当は
さぼてんは人が大好きなんだ
僕には出来ない
でも君には出来る
さぼてんには幸せになって
欲しいんだ
だからお願いだよ
‥‥‥なんでさぼてんのために
そこまでするかって?
そんなの簡単だよ
僕はさぼてんが大好きだからさ
君もきっと
さぼてんのことが好きになるよ
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あのときの
私の言葉が
あなたを傷付けたのだろうか
何気なく
何の気なしに
私が投げかけた言葉が
私の知らないうちに
あなたをじわじわと
追い詰めていたのだろうか
それならば
私はどうすれば良いのだろうか
謝っても
あなたは困ったように笑うだけだ
気にしないでと笑うだけだ
何も解決しない
あなたの気持ちになろうとしても
完全に
人の気持ちを理解することなんて
きっと誰にもできない
それならば
愛してみようか
あなたを愛しいと思うこの気持ちを
大切に持ち続けてみようか
自分勝手に押しつけるのではなく
ただ持ち続けてみようか
そうすれば
完全にあなたの気持ちを
理解することは出来なくても
そのこころに寄り添うことは
できるだろうか
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わたしだって
超人ではないのです
どこにも超人なんて
いないのです
ただがむしゃらに
突っ走って
たまに寄り道して
迷ったり
たまにつまずいて
すっ転んで
膝を擦りむいたり
するけれど
不器用なわたしは
また立ち上がって
ゆっくりだけど
進んで行く
ちょっとずつでも
進んで行く
わたしはただそれを
一生懸命
やっているだけなのです
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誰か助けて
と
つぶやいてみる
誰か気づいて
と
つぶやいてみる
誰にも聞こえない
ちっちゃな声で
こんなことしたって
無駄ってことは
知っているけど
誰かに
気づいてもらえるのを
待ってる
本当はだれに
気づいてほしいのかも
知っているのだけど
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幸せだなぁ
気がついたら
自然に口からぽろり
みんなが
私の心に注いでくれた
たくさんの愛情が
しあわせにかわって
溢れてしまったみたい
ふふふ
今日の私は
しあわせ満タン
みんなの今日も
幸せでありますように
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上手くなくたっていいんだ
上手じゃなくたっていいんだ
ただありのまま
ごまかすんじゃなくて
取り繕うんじゃなくて
そういうの全部とっぱらって
剥きだしで走る
これが今
わたしに出来ること
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私が俯いて
泣いているときは
隣に座って
笑顔をくれたね
わたしが苦しくて
立ち止まった時は
優しく手を
握ってくれたね
知らないでしょう?
そんな君に
わたしはいつだって
救われていたよ
君からはいつも
もらってばかりで
結局私からは
なにもあげることが
できなかったけど
せめてこの
ありがとうの気持ちを
受けとってください
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現実から逃げて
逃げて
逃げて
自分と向き合うことからも
逃げてた
何か理由をつけて
いつまでも本気になれない
自分がいた
ずっとずっと遠回りをして
やっと今
真剣に向き合う
もう、逃げたりしない