詩人:楓琳 | [投票][編集] |
ふと見上げた空は
今にも泣きだしそうだった
どうしたのどこか痛いの?
‥‥‥‥
悲しいの?
‥‥‥‥‥‥
それじゃあ寂しいの?
‥‥‥‥‥‥‥‥‥うん
それならわたしがここにいてあげる
だから我慢しないでいいんだよ
そうして雫が頬を伝う
あれ、おかしいな
空は雲ひとつない青空
じゃあこの涙は‥‥‥
ああそうか
ほんとうに寂しかったのは
わたしの方だったんだ
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風になりたい
どこにも立ち止まらず
進み続ける風のようになりたい
事あるごとに立ち止まって
うじうじ悩んでいる自分に
さよならをして
ただ前を見つめて吹きぬける
あの力強い風のように
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君とお別れしてから
なんだか心の中に
ぽっかりと
穴があいてしまったみたい
寂しくないって言ったら嘘になるけど
不思議と
気分はすっきりしているんだ
君と過ごした時間を糧に
僕はまた
はじめの一歩を踏み出す
ぽっかりとあいてしまった穴は
簡単には埋まらないけれど
それでも僕は
たくさんの人に出会って
その人達と素敵な時間を過ごして
そうやって
心の穴が少しずつ
少しずつ
埋まっていく
そうしていつか君に
ありがとう
君のおかげだよって
心から言える
自分になれてたらいいな
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なんだか期待してた言葉と違う
そう言われて
そりゃ理想と現実は
違うものだし、
私が期待通りの答えを
返せる訳じゃない
そう言えばよかったのに
なぜか私は
その言葉に傷付いて
結局なにも言えずじまい
本当の私は
みんなが思い描いているような人じゃないの
なのに
期待外れなんて言われて
まるで本当の私に
間違いのレッテルを
貼られたようで‥‥‥
そうやって
否定された私は
どうすればいい?
どこに、
いけばいいの‥‥‥‥?
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あなたの視線の先には
いつもあの子がいて
私の視線の先には
いつも
そんなあなたがいて
どうしてって、
思ったのは
もう何回目だろう
いったい何時になったら
この気持ちから
抜け出せるのかな
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死にたいなんて
そんな簡単にいわないでほしい
君が本当に
心から言ってるんじゃないって知ってるよ
冗談だって
わかってるよ
でもね
わかってても
君がそんなことをいうと私は悲しい
胸がぎゅーっと
締め付けられて
とても哀しいの
私がこんな気持ちになってるの知らないでしょ?
だからさ
もうそんなこと
言わないでほしいんだ
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小さくうずくまっている君の背中に
たちまち元気になるような
そんな言葉をかけられるほど
僕は器用じゃないけれど
隣に座って
一緒に悩もう、考えよう
君は一人じゃないからさ
何もこわくなんかない
不器用な僕にも
それだけはできるから
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人にきずつけられるのが
こわいから
先に自分で
自分をきずつけるの
だってそうすれば
人からうけた傷みに
気が付かなくてすむでしょ?
そうやって
私はずっと
自分を守ってきた
だって私は、
そうすることでしか
自分を守れないから
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もう
どうしたらいいのか、
わからない
私が出した答えは、
正解なのかな
なんて私が呟いたら、君がひとこと
正解なんて
ないんだろうな、
どうせ
でも
自分で考えて、
答えを出すことに
意味があるんだ
僕はそう思う
その言葉に
私は救われたの