おかえりぼくは猫の尻尾を掴む君は猫じゃらしを弄ぶ君が吐いた言葉全てを嘘だとは言わないよそこに本当もあったのだろうただ、それはそれは何て取るに足らなくて情けないんだろうね走る振りをしたって全て御見通しまだ戯れていたいんだよねそんな顔をしてくれるな落下の刻ぼくが手を広げて待っている君は安心して、ぼくの存在を黙認すればいいそれだけだよぼくは猫の尻尾を掴む君は猫じゃらしをなくしたもう戻って来ればぼくは嬉しいおかえり
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