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午前四時の狭い部屋
安定剤を服む彼女の入れ替わる前のほんの僅かな正気
正しく震える指で薬を口に運び噛み砕く、苦くて少し甘い安定剤。
みる色の粒は喉の奥に消えていく
澄んだ空気も紫の空も見えない部屋で彼女はゆったりと眠りに就き
別の彼女へと意識のバトンを渡す。
次の彼女の日はいつになるだろう。
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別に殺す気はなかったのかも知れない
でもそれすら知れない
でも俺はそれで確実に死ぬし
あいつもそれを俺が死ぬことで認識するだろう
でも俺は死にたくない
生きて居たくないと思って居た時も
俺はそれにカッとなった
でも痛みが死を認識させた訳ではない
そう思えばあたしが痛みを嫌いなだけなので
あいつを殺すほどの必要はない
あいつもそれがどういうことか少し分かったみたいなので
全て晒して説明した
でもあいつにはあまり関係ない話と取られたようで
ケータイをつつきだした
適当にまとめて話を切った
手首はまだ痛くて殺したい意識を飼い殺してて
でもやっぱり錯覚で
殺されたのも夢で
あたしの意識は飼い殺し
俺はそれを分かった時点で
痛い人間だと理解して
今に至る
利されたのは分かってのことで
喜ばれるからやってればそれで良い訳
でもそれをしないのはひどいと思う
だから苛つくしそいつは最低だと毒づく
急に陳こびる俺はあなたの前だけだから
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無くされない人のアス
しらかんばの冷たさやレア
闇とオレンヂの漆黒
紫色の明け空ららら
逝き先のシュールとキュアレス
チェーンの絡む髪を振り回す彼女-15
言葉じゃ描き切れない記憶は擦り替えて置いて早く急いで
言葉には出来ない音は記号に置き換えて置いて早く急いで
フェアフェアフェアフェアフェアアン-フェア
汚せ切れない様、拙いな彼女-15
アンフェア
トランキライザー切れる前にドア明けて、ママに渡して置いて早く来て
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鈍るり死黙るらかさかぬ
からさる去り去ぬ夜、答
しばらく思考を死なせて
叶うなら呼吸を止めて
望めるならどうか命をせしめて仕舞って
敵わないならいいの
果敢ない儘ならいいの
敵わない儘でいいの
だって
からきを飲まねば死んで終える弱さ。
伝えないでいい
知らせずに去られずにそっとすっと消えるのが、いいの。構わないで
I'mヂサビリティ
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死んでみて
醜いままで
呼んでみて
上のほうで
あなたには敵わない
おめがねに適わない
ゆめみても叶わない
生きてても構わない
死んだって構わない
死なせられるのは嫌
殺されるのも勿論嫌
存在してしまった柵で
今死ぬことが叶わない
死ぬことを赦されない
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独りだと感じている
独りで孤独に溺れている
呼吸が覚束ない
呼吸が弱まって
意識も弱くなる
弱体
声を出す理由もなく
声を出せる場所に居なく
腕を広げれば一杯の
白いシーツのベッドの上で
静かに光る画面を見つめて居る
沈んでる意識は目覚めず
まだ瞬きしかして居ない
荒れる事もなく脆弱な呼吸を保った儘
闇に浮かぶ光を虚ろに見詰める
指と脳味噌の意識は跡切れ
繋らない信号を送り続ける
前を見据えている様に見えても
虚ろな瞳には何も映ってなくて
脳味噌が何も認識してない
唯、意識を意識しない時間が過ぎて行く
ボーッとして
目の前も、頭の中も真白になる
でも意識が跡切れる訳でもなくて
唯、真白な現実が広がってて
意識が意識を意識しないだけ
時間だけが静かに過ぎて行く
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空虚よ凡て
灼かな神なぞ信じては居ないのに
御座成のその科白吐いて反芻してる。あなた
責め立てて悖徳見せて見ても、あたしはハイネの様には成れない。
分かってる
続いてる行く宛ての無い事
縋る場所が縋る人が縋りたいの、と詰ま寄って来、あたしを喰らい食む
あなた気付いてないの。あたしが上手い演技をして居る事に
気付いてないの。あなたがそれに気付いてることに。無辜ななな
飲み込まない?そこにあなた居ないの?唯見えないの?
続いてる?あたしの命伴う痛み
死なんてあなたにもあたしにも求めや無い
やき千切れゆくあなたが気付いてることに気付かない様に泣いてお呉れよ。
周りは白くしか見えない。のになんであたしは息してるの?
始まらない人生一成り、流れに身を任せても見えなくなる許り。望んでた未來
死んで仕舞わば楽に為るか
死んで仕舞うと楽が終るか
散々と痛音。唯斬れと痛み痛む。73死んで見たい。
忘れた筈だったの自殺願望、震えて止まないよ。死んで見せたい
あなた達に全てに見せたたげたいよ
こんなにも残酷だって事を。
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生きて行つて希望はあるだろか
過程を楽しむ人生を生きるのは難しい
無疵で生きられぬ其の七夜
七生のやうに其の七夜
死期悟つて鼓動はラレンタンド
カレイドスコウプ、森厳な雰囲気が似付かわしい
無疵で生きられぬ其の七夜
七生のやうに其の七夜
シンメトリな筈の両腕に醜い左腕が覗く
太刀打出来ぬ現実が酷く痛い。痛い