生きながら業火を浴びて鎮める術なく更に深まる闇に病み鬱ろな瞳に何を映して空蝉の果て作曲家から聴力を奪い歌い手から声を剥ぎ取り絵描きに盲目を科すすべての事に意味などない無重力で宇宙に遊び泳いでも自分で科した罪と罰喜んで服役する覚悟いずれ失う視力なら姿見えないおまえなどいないも同然信ぜず存ぜぬ関知せぬ
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