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矢井 結緒の部屋


[15] The world without you
詩人:矢井 結緒 [投票][編集]


真夜中に目覚めた
乳飲み子のように

閉ざされたドア
握った拳で叩くけど
傷が増えてくばかり

その向こうに
何があるのか
わからないまま
焦りだけが
背中に付き纏う

あなたが選ばなかった
わたしを抱えて
ただ立ち竦んでいる

弱さはあなたに
辿り着くための
灯火ならば
暗闇でいい

見えないものなら
手探りで掴める
この覚束ない足取りで
闇と光を
互い違いに履いて
今歩き始めよう
踏み出さなければ
1ミリも動かない
あなたが作った
わたしだけ
いない世界で







2009/02/01 (Sun)

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