少し離れて
ふたりを見てた
あの子を見つめる
あなたの暖かい眼差し
凍えるような闇の中
ひとり震えてる
あなたに惹かれて
ぐるぐる廻る
哀しい踊り子みたいに
いつまでも
きっと続かない
あの子を照らす
あなたの優しい光
凍てつくような闇の果て
ひとり泣いてる
誰かに抱かれて
狂おしく喘ぐ
寂しい娼婦みたいに
あなたに照らされて
あの子は素敵に輝く
わたしは少し離れて
二酸化炭素の溜息をつく
癒えない想いは
胸の奥深くに秘めて
あなたに惑う赤い星
数十億年の片想い
わたしは
あの子には
なれなかった
2009/08/20 (Thu)