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山鳩の部屋


[77] 虹の日
詩人:山鳩 [投票][得票][編集]

降水確率100%の朝に

パック入りの牛乳を飲み干したら

僕は窓を開けて曇り空を見上げていた


まとまった雨が降るでしょうと

昨夜十時前の天気予報で言っていたのに

途切れ途切れの雨雲が南に流れてゆく


夕方に久しぶりに虹を見た

ほぼ完全な半円をして

虹のたもとにある家々が

すっかり呑み込まれている


束の間のカタルシスに

君の嘘がその時透明になった

空を透かす七色の言葉たちよ

今は黙って許したくなった

2007/11/15 (Thu)

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