詩人:バーモント | [投票][編集] |
巨大な雲が
空を覆い隠す
君が遠くへ行くのを
私は追いかけたが
前に進めない
晴れ間の光りに
あなたを想い
そして祈る
祈りは光りとなり
キミの道を照らした
あなたの愛を受け入れる事はできる
しかし
キミの愛を
のみこむ事は
できなかった
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冷たい風が
心に吹くとき
辺りは闇に包まれ
あの照らし包み込む
光は一瞬にして
闇に溶け込む
手探りを頼りに
闇を進みゆけば
信じた天使が
牙をむき嘲笑う
それはやがて
絶望に変わり
私はきっと
―落とされる―
それが真の敗北であり
この世の地獄である
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言葉とは愛を感じる時もあれば
悲しみを拾う時もある
優しさや切なさ
強さ弱さ
言葉は色々と伝えれる役割がある
しかし
今の私には
言葉は怒りを感じさせられるモノだ
人間 生き物
命あるものに言葉は
大切な心だ
君への気持ちは
怒りとなり
今
私は心をなくす
だが、決して
大切な事は見失うな
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祖母をみて
人間としての一生を
みた気がした
母をみて
人間同士の繋がりの
大切さを
学んだ気がした
父をみて
人間としての寂しさや
虚しさ哀れさを
みさせられた気がした
人は生きていくうえでたくさんの事を学ぶ
それは哀しくとも
避けられない学び
綺麗ごとだけじゃ
生きられない
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昔
赤色でウサギを描いた
そして
太陽を紫で描いた
そしたら
教師は親を呼んだ
親は何も言わなかった
そして教師は
私を気にかけた
そんな教師に
親は激怒した
わかってないのは
お前の方だと
感情を表すのは
その人の自由だから
お前は縛られるなと
教えられた
ある時
夜の闇を
乳白色で描いたら
どこかのおじいさんが
それを見て
涙を流していた
あの時の教師が
涙を流していた
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私の前に
イバラの道があったとしても
私はそこを
素足で歩き行く
たとえ
足が動かなくなったとしても
私には
手があるのだから
這ってでも行く
痛みを嘆くのではなく
痛みを知って
進んで行くべきだ
手が痛くなったら
また少しずつ
足で歩けばいい
ただそれだけの事
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あなたが大気を優しく掴み
あなたが空気を
やわらかく抱くなら
野に咲くたくさんの
生命(いのち)たちは
生きる歓びを歌い合い
やがて大きな
風となり
この大地を包むだろう