詩人:バーモント | [投票][編集] |
花が笑う 草が笑う
樹が笑う 種が笑う
土が笑い 大地が笑い
大気が笑い 雨が笑う
そよ風に吹かれ
あなたが笑い
この地球(ほし)も笑う
それが命
そしてそれが
命の合唱となる
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大気がこんなにも
優しく包み込んでくれるのは
あなたが私を包み込んでくれたから
近くにいる事が
こんなにも距離を
遠のく事ならば
気付きたくはなかった
大切なものは無くしてから
その計り知れない
大きさに
気づかされる
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坂を登りきると
広がる風景を
僕は知っている
その先にある風景に
あなたはいない
だから今
僕が登りきった
この坂の上の景色に
あなたは描き込まれた
これからも
僕の見下ろす景色には
いつも
あなたを思い描き込む
僕らはこれからも
一緒にこの坂を
降りて行く
あとは
下るだけだから
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帰り道
家に灯る
小さな明かり
扉を開けると
微かに流れる音楽の音
毎日聞く同じ曲
明日は
ラヂオにしていこうか
コップ一杯の水を添え
今日もあなたに
そっと
語りかける
コップ一杯の水が生む
今は亡き
あなたとの会話
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一年は365日
20年先の未来を
みれば
今日(現在)なんて
7300日の中の
たったの一日だからね
くよくよしないで
思い切っての
一歩が 一日が
大事なだけ
キミからの言葉
あぁ
ほんとにそぅだね
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窓の景色は流れている
あなたを残して
私の景色も
流れていく
大丈夫
駅を降りなければ
景色は廻りながら
流れていくから
心にあなたを連れて
私の
限りある人生を
またいつか
窓越しにでも
あなたに出会いたい
だから私は
また一つ駅を
見送る
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深く 深く
息をして
深く 深く
息をする
深く 深く
息を吐き
深く 深く
息を吸う
ただ
それだけの事
たったそれだけでも
生きている
だからもう
大丈夫だよ