時間ってなんだよ

怒るってなんだよ

感情ってなんだよ


ねぇよそんなもん

わかんねぇよ


ねぇよそんなもん


なんなんだよ


なんだよ


なんだよ


なぁ頼むよ

なにが自由なんだ


なにが正しいんだ


なにがルールなのか

まったくわからない

もぅ苦しいんだよ


頼むから

お願いだから



なんだかわかんないよ



なにが正しいんだよ



正しいことって
なんなんだよ



生きてちゃいけないのかよ

生きてるだけじゃいけないのかよ



なんなんだよ



苦しいよ

苦しいんだよ


頼むよ

頼むから誰か助けてくれよ



たのむから

なんとかしてくれよ


なにが正しいんだよ


頼むから

なぁ頼むから生かしてくれよ

頼むよ
やめてくれよ



もぅ頼むよ
やめてくれよ



助けてくれよ

頼むから助けてよ



頼むから
ハズしてくれよ



もぅ頼むよ

やめてくれよ



この鎖をハズしてくれよ


頼むよ

なにがルールだよ

なにがレールだよ



ふざけんなよ



そんなもん人間が作った
たわごとじゃねぇかよ


なんなんだよ



わかんねぇよ



ふざけんなよ

ふざけんなよ


もぅやめてくれよ

樹々の愛した
昔の地球の姿は
今はなく



草花の命となった
優しい土は
今はない



人間だけが
昔を尊く
懐かしむのではなく



この自然や
地球(ほし)だって

昔を懐かしむ
一つの生き物なんだよ

冬は
雲の隙間から射す
陽射しを見ては
あなたを思い出し



春は
新緑に潤う樹々を見て
あなたの想いを
描きます



夏には
川の水に笹舟を浮かべ
あなたの教えを
思い返し



秋には
稲穂の大地を眺め
あなたの姿を
思い出す



これから先の
私の人生

あなたと共に
歩んで行く事でしょう

あなたの熱い
頬に触れ



熱を和らげようと
祈りながら触れる



あなたのために
水で手を冷やし
そっと触れる



なにもできない自分が

本当につらい



神様…

ばーちゃん…

お願いです
…助けてください…

あなたが大気を優しく掴み



あなたが空気を
やわらかく抱くなら



野に咲くたくさんの
生命(いのち)たちは



生きる歓びを歌い合い



やがて大きな
風となり



この大地を包むだろう

私の前に
イバラの道があったとしても



私はそこを
素足で歩き行く



たとえ
足が動かなくなったとしても

私には
手があるのだから
這ってでも行く



痛みを嘆くのではなく



痛みを知って
進んで行くべきだ



手が痛くなったら
また少しずつ

足で歩けばいい



ただそれだけの事