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バーモントの部屋


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詩人:バーモント [投票][編集]

冷たい風が
心に吹くとき


辺りは闇に包まれ


あの照らし包み込む
光は一瞬にして
闇に溶け込む


手探りを頼りに
闇を進みゆけば


信じた天使が
牙をむき嘲笑う


それはやがて
絶望に変わり


私はきっと
―落とされる―


それが真の敗北であり
この世の地獄である

2008/02/14 (Thu)

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