詩人:のん | [投票][得票][編集] |
幼い頃膨らました
夢や希望の風船
何か見つけたくて
追いかけていた
膨らました風船は
いつかあの空の
遥か遥か彼方へ
消えて行ったのかな…
真っ直ぐに生きられたら…
僕は違う道歩いてただろう
暗闇の中でも
胸張ってただろう…
強さも
弱さも知らなかった…
怖いものなんてなかった…
護られてたから
外に出たら
素直でバカみて
ひねくれて
いつの間にか天の邪鬼…
外を知らなかったから…
鳥かごの鳥のように
飼われることしか出来なかったから
青空見て
飛べないの
外の世界のルールさえも知らないから
怖くはないの
死んでも後悔しないの
だけど胸が苦しいの
僕の行く道見失った
やっと気付いた
四六時中側に人がいないと…
僕は生きる保証はない…
何だか惨めで…
何だか悲しくて…
ちょっとだけ泣きたくなるの…
飛べない鳥
羽があるのに…
一人ぢゃ生きて行ける自信はないの
初めて怖さを知りました
初めて絶望を知りました
希望の風船割れました
飛べない鳥は
飛べなくても
幸せを知りました
希望の風船
再び膨らみ始めました
またいつか消えても
膨らませるように
夢と希望の風船
飛べない鳥の鳥かごに結んで…