詩人:十七夜 | [投票][編集] |
二足の運動靴が砂利を踏んだ
ランドセルの揺れる音が響き
わたしの名前を呼ぶ声がアスファルトに跳ねる
目を閉じると浮かぶのはいつも同じ場所
あなたとわたしは、確かにここにいたんだと
詩人:十七夜 | [投票][編集] |
この頃、まるで走馬灯のように昔のことをよく思い出します。
娘が今年11歳になります。顔は子供の頃の私に似ているけど、性格はどうかな?やっぱり私に似て怒りっぽくて短気かな?(笑)
そんな娘を毎日見ているから、昔のことを思い出すようになったのかも。
大半は、悪いこと。
あの頃は私は何も知らなかった。
自分は幸せなんだと信じていたから。
でもそうじゃなかったんだよね。私の家は異常だった。
中学の頃から私はおかしな行動をとるようになってた。
家を出るまではあなたが支えてくれていたよね。
公園で話を聞いてくれた。たくさん泣いても傍にいてくれた。
そうしてくれるのは、あなただけだった。
お返しできなくて、ごめんなさい。
逃げるように地元を出て、連絡もしなくてごめんなさい。
私は私の過去を全部消したかった。
結婚して違う人間になりたかった。
名字も変わって母親になって、もうあの頃の惨めな自分は消し去ったと思ってた。
でも私は私だった。
今はただあなたと話したい。
ものすごく、疲れたの。
詩人:十七夜 | [投票][編集] |
早く大人になりたかった
いつまで子供なんだろう
いつまで不自由なんだろう
うんざりだった
子供でいる期間はものすごく短くて
永遠と思われた時間は人生のほんの小さな一部分でしかなくて
不自由ではなく守られていたのだと
気付いた時
私は大人になってしまっていた