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十七夜の部屋


[59] 頼ちゃんへ
詩人:十七夜 [投票][編集]

この頃、まるで走馬灯のように昔のことをよく思い出します。

娘が今年11歳になります。顔は子供の頃の私に似ているけど、性格はどうかな?やっぱり私に似て怒りっぽくて短気かな?(笑)

そんな娘を毎日見ているから、昔のことを思い出すようになったのかも。

大半は、悪いこと。
あの頃は私は何も知らなかった。
自分は幸せなんだと信じていたから。
でもそうじゃなかったんだよね。私の家は異常だった。

中学の頃から私はおかしな行動をとるようになってた。
家を出るまではあなたが支えてくれていたよね。
公園で話を聞いてくれた。たくさん泣いても傍にいてくれた。
そうしてくれるのは、あなただけだった。

お返しできなくて、ごめんなさい。
逃げるように地元を出て、連絡もしなくてごめんなさい。
私は私の過去を全部消したかった。
結婚して違う人間になりたかった。
名字も変わって母親になって、もうあの頃の惨めな自分は消し去ったと思ってた。

でも私は私だった。
今はただあなたと話したい。

ものすごく、疲れたの。

2024/02/12 (Mon)

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