夜市の部屋
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[1] 夜の空の飛行機雲
それは まるで
ヒトスジの道のように空の傷のように
黒い黒い闇を背に
真っ直ぐ白く
少年の頭上を突き進む
2004/10/19 (Tue)
[2] イヌ
生まれ変わったら
「犬」になりたいと君は言う
それを聞いた少年はこの世に絶望した
何が君をここまで追い詰めたのかと
僕が愛してあげるからお願いします
生きて
2004/10/19 (Tue)
[3] 砂山の如く
君は独りで
現(ウツツ)を彷徨う
君は独りだと言う
自分は孤独だと
もう誰も信じないと
では、この少年はどうなるのですか?
君を信じているのに
君をあいしているのに
瞳は空虚
そしてその少年もまた崩れ墜ちる
砂山の如く
2004/10/27 (Wed)
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