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キララの部屋  〜 新着順表示 〜


[10] 教えて?
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痛いよ
苦しいよ
涙出ないよ
歌えないよ
声を届けたいよ
教えて?
あの頃みたいに舞台に立ったら
また
あなたは私を見てくれる?

2003/06/09 (Mon)

[9] 朝が来たよ
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もう日がのぼるよ。ゴミ袋を持ったオジチャンがチャリで通ってく。さっきまで私の前で悩みを散々暴露した友人はスヤスヤ寝息をたててる。実は私もね、おととい失恋したんだ。あいつの家の前で待ってたら、女の子と普通に歩いてるの見たんだ。メールで今日は友達んち泊まるって言うから、待ってたけど帰ろうとしたとこだった。悩めるカワイイ友人に話せなかったんだ。何に頼って泣いたらいいのか解んない。もう笑いしか出てこないよ。それでも夜中にコンビニ行ってイッパイ買って食べたから、いっか。まぁいっか。もぉ、いっか…サヨナラ大好きだよ。明日も引っ越しの準備しよっと

2003/06/08 (Sun)

[8] 病人A子
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社会と言う大きな海原に武器も持たず飛び込んだ。がむしゃらに。親から脅迫され、全てが灰色。歩けなくなった私は入院する事に。退院したら金稼ぎに勢を出す。金、金、金…金が無い私は無力。金持ちになればいい。女と言う武器を使って…でも、ねぇ忘れた日なんて一日も無かった。私のコレカラの人生がどんなに汚れて狂っても、忘れない。この地を離れる前にあなたに会いたい。あの頃の無邪気な私に戻れる気がする。全て忘れてあの頃みたいに夜明け前静かに眠るあなたの顔を眺めたい。どんなコレカラの試練も乗り越えて行けるよう…最後に。疲れたよ

2003/06/06 (Fri)

[7] 朝方の電話
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たわいも無い話で遠回りして、黙り込んだ
腹の底の言葉を必死で喉まで持ってくる
『もう友達やめよ』
あなたの気持ちが掴め無くて辛くて苦しい
『そんな必要無い。納得できない』
苦しくて涙が流れた
『このままじゃ私はあなたに友達以上のモノを期待して求めてしまうから』
全てはあの時から
あのキスから始まってしまった
いくら止めようとしても好きが止められない
もう手遅れだよ
あなたから離れて行くしか無いよ
こんな状態のままじゃ…
あの頃の様に笑い合えない、二人
受話器を通して朝をむかえた、二人

2003/03/30 (Sun)

[6] 妹であり続ける意味
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予想もしてなかった。あなたがこんな事言うなんて。想像もしてなかった。私達がこんな関係になる事を。
あなたは嘘が上手いから、その唇から流れる言葉を信じてしまわぬよう必死なんだよ?
嘘でも嬉しいって、幸せって感じたよ?
会いたいって言えたらどんなに楽だろう。ワガママ言って困らせたらどんなに…
困らせたくない。いー子でいるから、離れて行かないで。
聞き分けのいい、かわいい妹でいたいの…

2003/03/25 (Tue)

[5] 愛人
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私とあなたはキスをした
長い長いキスをした
友達であり兄の様な存在のあなたの家に転がり込み、映画を見て、いつもの様に二人布団で眠った
目を覚ますと、あなたはミルクティーを飲みながら煙草を吸い、いつもの様に私を笑わせる
まだ眠い私にあなたはそっとキスをした
兄の様な父の様な優しくてかわいいキス
私は笑ったけど、あなたはキスを続けた
嫌じゃ無かった
その後どうなるかなんて考えたりもしたけどあなたが優しくて、私はいつもの妹を演じた
何事も無かった様にまたねってバイバイした
さて、あなたに溺れない様に、しっかりしなきゃ

2003/03/20 (Thu)

[4] お人形姫
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栗色のツヤツヤの髪の毛を優しくブラシでとかし ワイワイとお洋服を沢山着せ替えられ かわいいわねと誉められ 部屋に閉じこもる 昨日までお友達だった男達から好きだと言われ 恐怖を感じる 叱られないようお利口でピアノをひいて 美味しい紅茶を飲み 綺麗な曲を聞く 庭でドーベルマンと遊び 爺やを探した 爺やはどこ? 大好きな爺や 何でも聞いてくれる爺や お話したいの 心が痛くて眠れないの どんなに好きな曲を聞いても 美味しいケーキも食べられないの あぁ爺や 死んでしまったのね 頼る人がいない 恐いの 男の人達が 恐いの

2003/02/12 (Wed)

[3] 恋愛子悪魔
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起床、煙草をふかしパンを焼く。顔を洗い、TVの占いを見ながら歯を磨く。着替えて駅へダッシュ!化粧は電車の中で。とびきりの笑顔で仲間達におはよー☆いるいる、先週私に告白してきた子。あっちにも先月告ってきたやつ。甘い香を漂わせて近付く。おはよ☆嬉しそうなこいつらの顔を後に鏡を独占し髪をセットする。何気なく友達と過ごすが視線を感じ見るとほら、私を見てる男達。目を合わせほほ笑み返す。19:00家に着く。あいつらにメールを送る。彼ら自身について触れると喜ぶ。デートの誘いは断る。私は誰の物にもならない。美容の為に早く寝る。起床…

2003/01/15 (Wed)

[2] 昼休憩
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広がるグラウンドの手前に先生の大きな背中。大好きだった。変な事ばっかして、昼休憩物理室に行くんが楽しみでたまんなくて、好きだった。背のちっこい目の大きな優しい彼女の写真に気付いてても
あれから二年がたったよ?私はぐぅんと大人になって、先生は良いパパに。今でも思い出すんだ、あの頃を。物理室でのあの時間を…

2003/01/06 (Mon)

[1] ヒビの間から
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いつからか必要以上に気を使うよーになって大好きな友達に見離されるんが恐くてすがるように優しくしてた
昼休憩の会話が恐くて目をそむけて逃げてたから逃げて逃げてこんな遠くに来た
新しい世界で広がる希望や幸福もあったけれど失ったものも多いことに気付かず遠くで私は笑ってた
弱くてビビッてばっかの気使いの私のハートのヒビの間から悲しくて痛い音が聞こえる
耳から痛みと辛さと情けなさが染みてきて今私は…
ただ目をつむって丸くなった
失ったものがヒビの間から聞こえてヒビの中に入っていくよ

2003/01/04 (Sat)
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