詩人:空中、それは狂おしい | [投票][編集] |
生きる力とは
内側からのエネルギー
今の自分を
ぶち壊してしまいたい
そんな狂った理性
そう信じて
ただひたすらに
走ってきた
走っていく
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この世界に
生まれたこと
別にボクが
望んだわけじゃない
でもお母さんや
お父さんや
たくさんの人が
ボクが生まれることを
望んでいたんだ
ちょっと意地悪な
ことを言うと
ボクである必要は
なかったと思う
ボクじゃなくても
あまり変わらないと思う
でも時間って奴は
後ろには進まないから
ボクが生まれてしまった
今となっては
どうしようもないよね
それに
生まれてきたのが
ボクで良かったって
思わせなきゃ
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夕日に腕を掴まれて
僕は振り返る
同じ空を見てた
誰かが笑ってた
高い空から落ちた
僕らの明日は
雨の雫に混ざった
僕らの明日は
どこからやってくるのだろう
僕の腕を掴む
夕日を振り払った
同じ空を見てた
誰かが泣いてた
もう笑えないよと
そう思った
もう幸せでいてと
強く願った
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ばいばい
手を振る君の声
僕は振り向いて
ばいばい
大きく背伸びして
手を振り返す
溢れる涙に困ったら
とりあえず笑えばいいや
いつか
いつの日にかどこかで
また会えるかな
ああ
その日まで僕らは
歌い続けたい
この世の全ての出来事から
目を背けずに歌いたい
ばいばい
見えなくなった君が
確かにそう言った
ばいばい
君に聞こえるように
空に叫んだ
僕と君をつなぐのは
空だと思ったから
溢れる涙に困ったら
とりあえず笑えばいいや
とりあえず笑えばいいよ
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君が明日
死んでしまうかも
そんなことを考えてたら
手抜きの「愛してる」
なんて言えないはずなのにな
忘れちゃうんだよな
だから眠れない夜の後に
当たり前の朝が
訪れるのかなって思う
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僕は妄想だけじゃ
生きられないらしい
簡単に手に入る
「好き」を今日も犯して
自己嫌悪で日が暮れる
そして何より厄介なのは
その「好き」が
決して偽りじゃなく
それはそれで
確かな感情だということ
こんな最低な僕だけど
もしまた君と一緒に
毎日を笑って
過ごせる時が訪れたなら
また君に恋をするよ
それまではごめん
僕は毎日君を
想うことなんてできない