詩人:優心 | [投票][編集] |
君が遠ざかってゆく
さっきまで私のすぐ隣に居た君
一歩一歩着実に
二人の距離を広げて
涙で滲んだ目
君がぼやけて見えなくなるから
瞬きして…
次に目をあけた時
君はもう私の前には居なかった
私はそのままそこに座って
君が居なくなったこの場所で
柔らかな雪が私の心を慰めた
薄く白く積もった雪は
私の足取りを導いてくれたよ
新しく真っ白な道筋に
私の未来が
見えた気がした
そこには君と
真っ白く空高いきれいな場所で
二人は幸せそうに笑ってた
君より少しだけ
私はそこへ先に行くね…
永遠に君だけを待っているよ
この
きれいで澄んだ場所で…