街の中で見かけた

あなたと彼女




彼女に見せる表情は




あの頃の

あの笑顔

降りたいだけ

降ればいい




気が晴れるまで

見上げてごらん

雪降る夜の空を

クリスマスの夜に

こんな光景が見えるかも








恋人同士の
サンタとトナカイ


落ちないように
しっかり
掴まってて


行くよ


ギャハハと騒ぐ彼女を
乗せて

星の夜空を　駆け巡る

どうでもいいけど

そんなに　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　しがみつくなよ　　　　　　　　　　　　　　　　　動けないじゃん



そんな風景を見たあなたはきっとしあわせに
なるでしょう


か・・・



腹が立つでしょう



クリスマスの夜だけは
許してあげて

取り引きを　しようか？



どんな恋でも

簡単に叶えてしまう

恋の魔法を掛けてあげよう


そのかわりに

相手の大切な物を
壊すだけでいい




どうだい？

誰が　聞いてようと

構わない

だって

しょうがないだろう





愚痴が出るんだから

人生の大河の流れに

巻き込まれる前までは


小さな夢を追う

心優しい少女だった



あの子は・・・

弱音は

吐きたくないけど

泣きたい時だってあるのさ

さわやかな風が

通り過ぎる




香りと　ゆう

余韻を　残して

気づけ

バカ！




え・・・？

どんな色彩も

目立たない



自分の鮮やかな色さえ

過去の記憶




慣れ過ぎた

今の部屋




ほのかな明かりでもいい

光りが欲しい


暗過ぎて

自分が

誰なのかさえ

わからない


私は誰ですか？