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ジョージ三世の部屋


[3] フレンズ
詩人:ジョージ三世 [投票][得票][編集]

あいつはいつも女のケツを追いかけては、みんなに変態あつかいされてる。
それでもあいつはなぜか人気者で、まわりにはいつも楽しそうな友達がいた。

僕はクラスで影になってる地味な一人さ。いつも一人ぼっちだったのさ。

名前を先生に間違えられる、文学青年最高さ。

ある日あいつは僕に、「いっつもなによんでるの?」って。

僕は大好きな宮沢賢治をあいつに貸して上げたのさ。

それから僕らは仲良くなって、昼飯を一緒に食うようになった。

いつの間にか二人の間に小さな友情が、芽生え始めたのさ。

下らない話で盛り上がって、下品に笑うあいつが好きなんだ。

まるで正反対の僕達だけど、根っこの部分は同じだったんだ。


だけど………


今年の夏あいつは警察に捕まって、少しの間離れ離れになった。

学校が少しつまらなくなるけれどまた一緒に昼飯食おうな。

今年の夏あの娘は初体験をして、少し女っぽくなったよ。
彼氏はイケメンの先輩で一発ぶん殴ったら、ボコボコにされて金までとられた。


お前がいなきゃだめなんだ、お前じゃなきゃダメなんだ。


僕の友達は茶髪の、煙草臭いヤンキーなのさ。

2005/09/26 (Mon)

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