詩人:夜月 | [投票][編集] |
君はいつも笑っているよね
だけどその度僕は
大きな壁を感じるんだ…
君の抱えてる問題は
大きすぎて
きっと独りじゃ
支えられない
そのうち
押し潰されてしまうよ?
強がって
無理して笑う君を
僕はもう
見たくないんだ
辛いなら
辛いって言えばいい
逃げたいなら
逃げたいって言えばいい…
君はもう
充分苦しんだんだから…
次は僕がなんとかするよ
無力で非力な僕だけど
独りで悩むより
きっと役に立てるはず
君の泣いてる顔は
もう見たくないから
君が一言
『寂しい』って言えば
僕が行って
抱き締めてあげる…
守りたい
君を苦しみから
連れ出したい…
世界は汚いだけじゃなくて
こんなにも
美しいものなんだって
君に知ってほしいから…
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貴方じゃないなら
要らないよ…
誰も代りなんてできない
あたしは
あの声が
あの優しさが
あの腕が
あの背中が
大好きだったの…
他人からもらう
100回の『愛してる』も
貴方の微笑みには
敵わないよ…
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その場しのぎの言い訳も
口先だけの優しさも
要らないよ…
貴方がほんの少しでも
あたしの為を思うなら
ボロボロなるまで
傷つけて…
憎ませてよ
可能性すらないのなら
怨ませてよ
片想いすら否定するなら…
無視なんてやめて
『嫌い』と言ってよ
期待なんてさせないで
『さよなら』と言ってよ…
中途半端な優しさに縛られて
今日も前に進めない…
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貴方になら
殺されたっていい…
どんなに怖がっても
どんなに泣き叫んでも
貴方のその腕の中で
逝きたい…
貴方になら
殺されたっていい…
この目に写す最後の絵が
貴方であれば
それでいい…
首についた痣も
背中の爪痕も
痛みさえも貴方のものなら
なほ愛しいから…
だからその手で
私を…
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今も昔も
ずっと貴方に
振り回されてばっかりね
こんなに
好きにさせといて
『さよなら』なんて
あんまりよ…
いつも
煩いくらい鳴っていた
この携帯も
あの日から
唄うのをやめて
静まりかえった部屋が
よけい寂しさ募らせる
煩わしかった
束縛の鎖も
自由になった今では
恋しくさえ思うの。
今は唯
毎日が意味もなく
過ぎるばかりで
貴方のいないこの街は
私を幸せになど
してはくれない…
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貴方との思い出は
いつも雨の中…
雨が嫌いな貴方は
私のせいだと笑って
濡れないようにさり気なく
傘を私に傾けた。
わかってたよ?
不器用な貴方の優しさ…
一つの傘の下寄り添って
びしょびしょの足下
気にしながら歩いたね
雨が降る度思い出す
その度心に雨が降る
いつになったら
この雨はやむのかな?
心に溜まった水溜まり
乾く日はくるのかな?
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忘れられないの
貴方の温もり…
ほら…
行き場のない指先は
また貴方を求める…
今頃
貴方は何しているの?
『寂しい』って言葉も
『逢いたい』って言葉も
雪にかき消されていく。
この指も
この声も
もう 届かない…
私はどれくらい
この場所で 立ち止まって
貴方のいない未来
眺めているのでしょう
貴方の心が離れた今も
私の想いは
止まる事を知らずに
哀しくも独り
歩きはじめる…
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痛む胸を押さえて
息を調える
数分前の嗚咽
誤魔化すように笑った…
またこぼれそうになる泪
必死で堪えて
唇の両端を無理矢理に
引き上げるの。
私はまだ大丈夫。
きっとこうやって
無理にでも笑えるうちは
私はまだ
壊れないから…