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綾の部屋


[106] あいいろ
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空の色が刻々と滲むたび
どうしようもなく
あなたに逢いたくなる

時の移ろいに抵抗するように
私はまだここに残っていたの

もう少しだけ許して欲しい
この景色の中にいることを
あなたを探してしまうことを

言葉にするよりもはやく
私の中に巡る想い

持て余してはこぼれていく
あなたの面影が足元で揺れている

夕風がさらう花びらは
どこに消えていくのだろう

もう届かないと知っていても
あなたに問いたくなるの

元気でいますか
笑っていますか

今、私が願えることは
あなたが幸せであることです




2012/06/11 (Mon)

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