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綾の部屋


[28] 季夏
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透きとおる風に
月夜の鳴き虫が触れる

さよならの恋のように
落夏地点を感知して
ふっと寂しくなった

夏の盛りが閉じてゆく

日焼けした肌に
過ぎた暑さを残して

2006/08/22 (Tue)

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