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綾の部屋


[66] 桜色のとき
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まだ暖かさが残る
夕焼けのとき

満開の桜並木を
好きな人と歩いた

限られた繊細な時間は
移ろうたびに愛しくて

忘れたい日がきたって
きっと忘れられない

だからずっと
一緒にいてください

私の左手は
幸せを繋いでいる

淡く咲き乱れる桜が
茜色の風に揺れる

もう誰も探さなくていい
ふたりのことを話そう

2009/04/13 (Mon)

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